(英語表記題名: Kaiserwalzer Op. 437 (arr. Schoenberg) )
第一次大戦後の荒廃の中でシェーンベルク等が主催した小アンサンブル演奏会シリーズのために編曲(1921)されたもの。最初は弦とハルモニウム、ピアノという編成だったが、その後月に憑かれたピエロのスペイン公演計画時(1925)に資金集めの演奏会用としてピエロの編成に合わせてハルモニウムをフルートとクラリネットに作り変えた版が作られた。メロディーの分担や対旋律のチョイスが若干独特で、あまり流れのよい編曲ではない。
作品解説